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‘ツール・環境’ カテゴリーのアーカイブ

[Algorithm] 木目ハッチの作図

2012 年 1 月 3 日 火曜日

家具や什器の施工図作成の際に、木どりや貼物の木目方向を作図する際、木目のハッチパターンで表現することが多いです。

ハッチの作図には、金桜氏の木目作図という外部変形や図形「ハッチ」発展系などの外部変形を利用します。

同梱されている木目の感じが好きなので、私は金桜氏の外部変形をよく利用していますが、この場合、描画が矩形領域に限られることと、指定領域によって木目のパターンが細かくなり過ぎてしまう短所があります。

実際の什器製作では、長手方向でも8尺~10尺程度でハギ目をつける必要があります。外部変形でも8尺程度で木目作図しておいて、実際の木目の割付に合わせてコピー&ペーストします。 この時、縮尺に -1 を入れて対称パターンを作図すると、あたかもツキ板でブックジョイントしたようなパターンを作図できます。

今後、木目ハッチ外変の改修をする際のメモとしては、

  1. パターンデータはあらかじめ、8尺 x 4尺程度で作成しておく
  2. 選択した領域に対して、芯割り又は芯マタギで割付し、対称割付(ブックジョイント)で作図
  3. 外形データでトリミングする
  4. ノンストップパターンも使用できるように対称割付(ブックジョイント)はオプションにしておく

[Gmail] 定型文の利用

2011 年 8 月 29 日 月曜日

Gmail の Labs 機能の中にある定型文機能は大変重宝して利用していますが、この機能は本文しか保存・呼び出しできません。

私の場合は、定時連絡や業務報告など送信先とタイトルにも定型を利用したいので、今は本文中に宛先と件名を含めて保存しています。

あとは、カット&ペーストでヘッダを入れて送信しています。

[Windows] Windows7 のマルチモニタ対応

2011 年 8 月 28 日 日曜日

2年間使った EeePC901X が不慮の事故でキーボードが反応しなくなりました。

あわてて家電店へ行き、めぼしいネットブックを物色したところ、 Lenovo S100 が激安でした。

という訳で、遅ればせながら Windows7(Starter ですが…)デビューです。

必要なソフトウエアのインストールを済ませて、外部モニタに接続。 ん?マルチモニタ設定がない…。 ググってみると… Windows7Starter はマルチモニタに対応してません …。

Windows Home Premium へのアップグレードパスはあるようですが… 今月は無理。

[Jw_cad] トレース用画像の準備術

2011 年 8 月 6 日 土曜日

PDF や紙媒体で図面を貰ってCADデータにトレースする場合、ビットマップデータなどに変換する必要がありますが、スキャンの際に画像が傾いてしまっているケースが結構あります。

Jw_cad では、画像ファイルを CAD上で回転させると印刷できないなどの不具合が報告されていますので、ビットマップの段階で回転させる必要があります。

また、事前に画像を補正しておいた方が、画像フィットなどの機能が使いやすいように感じます。

さて、傾きの補正のために、何度傾いているかを測定するために 測ルンです というツールを利用しています。  このツールは、角度の他に測定値の尺度補正などもできるので、三角スケール代わりによく利用しています。

図面の傾きが測定できたら、PDF からスナップショットでコピーして画像ソフトへ貼り付けます。

私は、Irfanview を利用しています。 こちらもフィルタの変換品質が高く、写真の色調補正・トリミング・拡縮などかなり使い倒しているツールです。

メニューの 画像(I) > カスタム回転(U)… を実行すると左の画面が表示されます。

先程の角度が 359.2 °だったので、-0.8°(時計回りがプラス)を入力します。

また、回転させたときに余白部分の色を目立たなくさせるために、Set background color の部分の [Choose] ボタンを押して、背景色を白に設定しておきます。

画像が回転できたら、保存して Jw_cad に貼り付けして尺度補正します。

[Excel] 整数桁の丸め(切り上げ)

2011 年 8 月 5 日 金曜日

Excel で見積書を作成する際に単価などを整数桁(百円単位)などで切り上げしたいケースは良くあります。

Excel では、ROUNDUP 関数の2番目の引数をマイナス数値で指定すると、整数桁での切り上げが可能です。

このとき、単価が数十万~数円単位まで、広範囲に渡っていると、頭から3桁程度を有効にして切り上げできるように関数を組み合わせると、あとはコピー&ペーストで一気に処理できます。

単価(数値)の桁数は10の対数の整数部分で得られます。 また、最小の切り上げ単位を10円で設定すると、セルの関数は下のようになります。

=ROUNDUP([セル参照],MIN(2-INT(LOG10([セル参照])),-1))

OpenOffice.org Calc でも全く同じ関数で問題なく動作します。

2011/08/95 選択範囲の数式を有効桁数付の切上げ数式に変換するマクロを作成しました。


' 有効桁数3桁で切上げ
Sub Kiriage3Keta()
    Dim c As Range
    With Selection
        For Each c In .Cells
            If c.Formula <> "" Then
                f = c.Formula
                key = Right(f, Len(f) - 1)
                new_formula = "=ROUNDUP(" & key & ",MIN(2-INT(LOG10(" & key & ")),-1))"
                c.Formula = new_formula
            End If
        Next
    End With
End Sub
' 有効桁数2桁で切上げ
Sub Kiriage2Keta()
    Dim c As Range
    Dim key, new_format, f As String

    With Selection
        For Each c In .Cells
            If c.Formula <> "" Then
                f = c.Formula
                key = Right(f, Len(f) - 1)
                new_formula = "=ROUNDUP(" & key & ",MIN(1-INT(LOG10(" & key & ")),-1))"
                c.Formula = new_formula
            End If
        Next
    End With
End Sub

[Excel] 全角←→半角の変換

2011 年 8 月 5 日 金曜日


勤務先の会社では、見積りの細目・仕様欄はカタカナも含めて半角で入力するようにいわれていますが、協力会社から貰う見積書は基本全角文字で入力されているケースが多くシンプルにコピー&ペーストといかないのが現状です。

単純ですが、選択範囲のセルを半角変換するマクロを作成してみました。


' 全角→半角 変換
Sub ToHankaku()
    Dim c As Range
    With Selection
        For Each c In .Cells
            c.Value = StrConv(c.Text, vbNarrow)
        Next
    End With
End Sub

' 半角→全角 変換
Sub ToZenkaku()
    Dim c As Range
    With Selection
        For Each c In .Cells
            c.Value = StrConv(c.Text, vbWide)
        Next
    End With
End Sub

[Windows] Macintosh の ZIP ファイル

2011 年 7 月 10 日 日曜日

Zipが Windows の標準機能として組み込まれてから随分経ちます。

LZH のセキュリティ対策問題(余談になりますが、これは単なるセキュリティホールの問題ではありません。 最近のキーワードで云うと「ある意味人災」になりそうな問題を作者様のご英断で終結させたというお話です。)、以降、 ZIP に完全移行する羽目になっています。

Macintosh で作成された ZIP ファイルは、ファイルインデックスが Unicode で保存されるため、Windows の Explorer では正常に表示・解凍出来ません。 最悪の場合、ファイル名だけではなく、ファイルそのものの回答に失敗し、圧縮時に含めたはずのファイルが「入ってません」などということもあります。

実は以前、Ruby でファイル名デコードをしながら解凍するツールを公開していたのですが、最近では下のツールの方がお手軽に使えて完成度が高いので、こちらを利用させていただいてます。

Archive Decoder

[Windows] Macintosh の Osakaフォント

2011 年 7 月 8 日 金曜日

仕事でお世話になっている設計さんは、Macintosh を使っていらっしゃる方が多いです。

折角、CADデータを貰っても、なぜか文字のレイアウトが変わってしまう場合には、フォントの違いが原因かもしれません。

Macintoshのデフォルトフォントである Osaka は、当然 Windows には入っていませんので、こちらからインストールしましょう。

WindowsでOsakaフォントを使おう!

[Maxima] 数式処理ソフトウエア Maxima

2011 年 6 月 28 日 火曜日

難解な数式を簡略化したり、方程式の解を導出したりといった数式の計算をするソフトウエアが数式処理システムです。

MaximaGPL の元で配布されている数式処理システムで、Lite & Seen Lite でも紹介されています。

試しに、直線の一般式 ax + by +c = 0 に対して座標(x1,y1)-(x2,y2) を通る場合の a, b, c を計算してみます。

solve([式],[解変数])

と入力して[Ctrl]+[Enter] を入力すると、解が表示されます。 この解のうち、%r4%r[数字])は任意定数です。 ax+by+c=0なので、任意定数の逆数と分母数を掛けて、

[a' = y2-y1, b'=x1-x2, c'=x2y1-x1y2]

も成立します。

次に、原点を中心とした円と任意の直線の交点を求めてみます。 円と直線の方程式は、

x2+y2=r2

ax + by +c = 0

で表せます。 solve コマンドで連立方程式を解くと解が2つ表示されますので、平方根の部分が虚数かどうかを判断すると交点の座標が計算できます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Maxima

[Firefox] 数式入力Add-on FireMath

2011 年 6 月 27 日 月曜日

Web に数式を記載する際、GIF などの画像に変換してもよいのですが、ブラウザが FireFox の場合、MathML が表示できます。
MathML は、記述がやや冗長なので入力に視覚的なエディタがあると便利です。 OpenOffice.org の Math なども MathML を出力できるようですが、WordPress の投稿に埋め込む場合の相性がいまいちのようです。

FireFox のアドオンの FireMath を使用すると、クリップボード経由でMathML を送信できます。 また、WordPress との相性も比較的良いようです。

Word PressMathML を貼り付けるときには、Edit(D) > Copy MathML(Ctrl-Alt-C) を実行して、[Inline equation] にチェックを入れます。

一度、テキストエディタを経由して改行を消去して、投稿フォームに貼り付けます。

改行が残ったままだと、HTML フォームで入力しても、余分なタグが挿入されてしまうようです。

また、ビジュアルフォームに切り替えて編集すると、MathML のタグが飛んでしまうので、注意が必要です。