家具や什器の施工図作成の際に、木どりや貼物の木目方向を作図する際、木目のハッチパターンで表現することが多いです。
ハッチの作図には、金桜氏の木目作図という外部変形や図形「ハッチ」発展系などの外部変形を利用します。
同梱されている木目の感じが好きなので、私は金桜氏の外部変形をよく利用していますが、この場合、描画が矩形領域に限られることと、指定領域によって木目のパターンが細かくなり過ぎてしまう短所があります。
実際の什器製作では、長手方向でも8尺~10尺程度でハギ目をつける必要があります。外部変形でも8尺程度で木目作図しておいて、実際の木目の割付に合わせてコピー&ペーストします。 この時、縮尺に -1 を入れて対称パターンを作図すると、あたかもツキ板でブックジョイントしたようなパターンを作図できます。
今後、木目ハッチ外変の改修をする際のメモとしては、
- パターンデータはあらかじめ、8尺 x 4尺程度で作成しておく
- 選択した領域に対して、芯割り又は芯マタギで割付し、対称割付(ブックジョイント)で作図
- 外形データでトリミングする
- ノンストップパターンも使用できるように対称割付(ブックジョイント)はオプションにしておく